新型コロナウイルス感染拡大が続くなか、マスク着用や密の回避などが推奨されて久しくなりますが、手指のアルコール消毒によって「手荒れ」に悩む方が増えているといいます。
なぜアルコール消毒によって「手荒れ」になってしまうかというと、外から刺激物が侵入するのを防ぐ役割のある皮膚の被脂膜が、アルコールによって菌と一緒に洗い流されてしまうからです。
皮脂膜はその後ある程度は回復する性質ですが、行く先々でアルコール消毒を行っていたら十分回復しないまま角質層の中の水分が失われていって、皮膚の乾燥が進行してしまい「手荒れ」を招きます。
スキンクリームで手荒れのケアをしている方も多いとは思いますが、そんな手荒れの悩みを解決する新素材のグローブ(手袋)が誕生しました。
その優れた特性と効果を詳しく紹介します。
新型コロナウイルス感染拡大で世界が混乱する中、消毒・予防技術による抗菌性や抗ウイルス性をそなえた生活資材の開発が急がれています。
そんな状況下で2020年、株式会社サンワード商会と大阪大学産業科学研究所が合同で環境浄化用多機能型触媒「ハイブリッド触媒®TioTio®PREMIUM」を開発しました。
大阪大学ニュースサイト「大学プレスセンター(※1)」によると、ハイブリッド触媒は安全性に優れた多機能型触媒で、有機と無機を特殊な技術で合成させた加工剤として、繊維分野で活用されているとのことです。
参考:大阪大学ニュースサイト「大学プレスセンター」
https://qr.paps.jp/MRTaL
ハイブリッド触媒加工された繊維製品を身に着けることにより、ウイルスが体内に侵入することを防御する一定の効果が期待できます。
更に電車・バスなどの車両内のほか、船内・航空機内またはオフィス・病院などの建物内に特殊工法により施工することによって安全で安心して利用する快適な空間を提供できるとしています。
酸化機構が異なる2種類の触媒を特殊な加工技術で組み合わせた複合型高機能触媒で、優れた抗菌・消臭効果があります。
触媒は常温で溶出したり蒸発してなくなったりしないので、繰り返し洗濯しても長期間効果が持続します。
悪臭に対する作用の説明として、臭いを消し去る方法を化学的消臭法・物理的消臭法・生物的消臭法・感覚的消臭法の4つを挙げていますが、それぞれメリットとデメリットがある中で、最も問題なく確実に除去できるのは科学的消臭法であるとしています。
「ハイブリッド触媒®TioTio®PREMIUM」は、鉄イオン触媒の強力な酸化力を利用し悪臭物質や細菌を破壊・分解する新しいタイプの抗菌・消臭機能剤となっています。
更にその効果を最大限に発揮するため、鉄イオン触媒に常に酸化力を注入できるように鉄と相性のよい希元素を極微量配合することで鉄イオン触媒の酸化還元反応がスムーズになり、広範囲の悪臭に対し安定的な消臭機能と強い抗菌力を持続させられるといいます。
また、安全性については以下の試験において、一般社団法人繊維評価技術協議会(JTETC)が定める評価基準に適合しているとの結果が出ています。
・急性経口毒性試験・・・口から体内に入っても問題なし
・復帰突然変異試験・・・突然変異を引き起こす心配なし
・染色体異常試験・・・・細胞に染色体異常を発生させない
・皮膚刺激性試験・・・・皮膚に異常が表れない
・皮膚感作性試験・・・・皮膚に塗ってもアレルギー反応なし
・皮膚貼付試験・・・・・皮膚に対する閉塞貼付試験の結果、問題なし
度重なるアルコール消毒で「手荒れ」の悩みを解決すべく、「ハイブリッド触媒®TioTio®PREMIUM」素材のグローブが誕生しました。
株式会社クロダが提供する 「~beautiful hand series~抗菌・抗ウイルス・消臭・帯電防止・UVカットグローブ」は、防寒目的だけではなく「日常の安全・安心」を目指して作られています。
抗菌・抗ウイルス・消臭力など優れた効果は前述したとおりですが、この新素材の加工技術を施した生地について、特にお勧めしたいポイントを解説します。
・肌触りのよい綿100%の生地を使用
・UVカット率97%以上、紫外線対策にも有効
・着用のままスマホなどの端末操作可能(機種・保護フィルムにより例外有)
・オールシーズン、室内外にて使用可
手袋は、防寒はもちろんファッションアイテムとして人々の生活に大きく浸透しています。
しかし、長く引くコロナ渦の中でアルコール消毒を余儀なくされ、「手荒れ」という弊害に悩まされている方も多いことでしょう。
株式会社クロダは、「暖かさ」と「美しさ」に加え、「美しい手を守る」グローブ作りを心掛けています。
企画から仕立て・修理に至るまで、経験豊富な専門スタッフが対応いたしますので、本物趣向の手袋をお探しの方はお気軽にご相談ください。