寒い時期になり、手袋をタンスの奥から取り出す季節がやってきました。
久しぶりに手袋を見ると、使い古した雰囲気に新しい手袋を買いたいと思う人もいるでしょう。
しかし、手袋は頻繁に買い替えるものではないからこそ、手袋の選び方にお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、男性向けにメンズ手袋の選び方を紹介します。
ビジネス・プライベート・アウトドア、それぞれのシーンでどのように選べばよいかを解説していきます。
ご自分の手袋に限らず、親やお世話になった上司に向けてプレゼントしてもよいでしょう。
自分へのご褒美、人へのプレゼントを購入しようと思ったときに役立つ「メンズ手袋の選び方」をお伝えします。
スーツを着用するビジネスシーンではレザー、革の手袋がおすすめです。
ビジネスシーンでは、暖かさや個性よりも、いかにスーツと調和するかが求められます。
革手袋はさりげない高級感や大人の色香を漂わせながら、フォーマルなスーツ姿にフィットします。スーツを着用する機会が多い人は革手袋を選びましょう。
革手袋には、天然皮革のほかに、合成皮革や人工皮革が存在しますが、天然皮革をおすすめします。
天然皮革は劣化しやすいポリウレタンを使用しておらず、手入れを行うことで10年、20年と持ち主と一緒に歴史を刻むことができます。
最初は硬さを感じていた手袋も、あなたの手に馴染んでフィットする日がくるでしょう。
また、使い続けると清経年変化により深い味わいが生まれ、手袋には（は不要）あなたの丁寧な人柄が表れます。
ビジネスシーンでは、色にも注目して手袋を選びましょう。
スーツはブラックや深いネイビー色を基調とする場合が多く、明るすぎない色の手袋を選ぶことでスーツから浮かずに調和してくれます。
靴やベルトの色と合わせるとコーディネートに統一感が出ておしゃれさが増すでしょう。
冬の手袋の主要な機能である防寒性も大事です。
革手袋は高い防風性能を持っているので、革単体でも寒さを防いでくれます。
革に加えて、裏地があると保温性が格段に増します。
内張りの素材もウールやカシミアなどの天然素材を選択すると、高い保温性と吸放湿性で蒸れずに暖かく、高い満足度を得られるでしょう。
スマートフォンへの対応も大事な要素です。
ビジネスシーンでは移動中にスマートフォンを操作する場面も見られるので、着脱せずに操作できるのは強みです。
導電糸を織り込むことにより、天然皮革でありながらスマートフォンの利用を可能にした製品もあるので、探してみましょう。
リラックスできるプライベート環境では、柔らかく暖かく包み込んでくれるニットの手袋がおすすめです。
ニット素材の手袋は空気を多く含むので、高い保温性を誇ります。
様々なデザインがあるのも特徴なので、街中に外出するとき、手元を明るい楽しげな手袋で彩るのもよいでしょう。
ニットの手袋でもおすすめなのは、ウールやカシミアなどの天然素材です。
レザーグローブの裏地で説明したとおり、高い保温性と吸放湿性で手汗をかいても濡れを感じることなく、快適に使用できます。
編み物の特性である伸縮性で手元を優しく包み込んでくれるので、リラックスしながら暖かさを享受できるでしょう。
染色や糸の選び方で多様なデザインを表現できるのがニット素材の強みです。
フォーマルなファッションに合わせやすい、ダークグリーンやブラウン色から、手元を華やかに彩るレッドやイエローなど、シーンごとに使い分けてもよいでしょう。
冬以外の時期も、手袋が役立つときはあります。
アウトドア用の手袋は機能性が高く、指の曲げ延ばしがしやすいうえ、防刃・耐熱性能に優れるので、様々な場面で利用価値があります。
キャンプでの薪割りや火起こしを安全に行えるのはもちろんのこと、自転車に乗るとき、少し肌寒いときにも便利です。
タウンユースでも使えるモデルも販売されているので、ひとつ持っていると色々なシーンで便利に使えます。
手袋イコール冬と捉えず、季節を問わず活用していきたいですね。
メンズ手袋の選び方をシーンごとに解説しました。
手袋は防寒機能を期待して冬に着用するだけでなく、オールシーズン利用できて手指を守る便利なツールです。
ビジネスからアウトドアまで多くのシーンで活用でき、手袋の選択で個性を表すこともできます。
どんなシーンで手袋を活用したいのかを明確にして、目的に合ったぴったりな手袋を探してみてください。
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参考URL
日本手袋工業組合 賢い選び方・マナー
http://www.tebukurokumiai.jp/tidbits/manner.html
日本手袋工業組合 手袋の素材
http://www.tebukurokumiai.jp/tidbits/material.html
