手袋の選び方を解説!つけ心地・デザイン・機能別選び方のコツを紹介

2021年12月29日

「手袋が欲しいけど、お店に行ってもどれがいいか分からない」
「手にとった手袋がどんな特徴を持つか分からない」
「もっと自分に合った手袋があるのでは?」

手袋が欲しいけど決められない、こういった悩みを抱えている人がいるのではないでしょうか。
悩みを解決するためには、手袋を選ぶための基礎知識を身につけ、探し方の基準を持つ必要があります。
スーツに合うフォーマルな手袋はどんな生地を選べばよいのか、暖かい手袋はどう選べばよいのか、選び方のコツを基礎知識から解説します。
最後まで見て、自分に合った手袋探しに役立ててください。

1. 手袋の選び方「つけ心地」

手袋を選ぶときに最も重視すべきは「つけ心地」です。
着用している間、締め付けられるキツさやチクチクした着用感を感じてしまってはストレスを感じてしまいます。
つけ心地に影響を与える要素は「素材」と「ライナー(裏地)の有無」です。

手袋に使われる素材は大別すると、以下の4つに分けることができます。
・天然皮革
・合成皮革,人工皮革
・天然繊維
・化学繊維

天然皮革は牛・羊・豚・鹿・猪など、天然の動物の革を使用します。
動物の種類や年齢、使用する部位によって性質が大きく異なりますが、総じて耐久性が高く、お手入れをすることで長い付き合いが可能です。
伸縮性に優れているので、しっかりフィットするつけ心地を求めている人におすすめです。
通気性にも優れているので長時間の着用にも適しています。

合成皮革・人工皮革は天然皮革を模して作られた素材で、天然皮革に近い特徴を持っています。
比較的安価に入手できますが、加水分解を起こすため2~5年が寿命と考えてよいでしょう。また、通気性が低く蒸れやすいのも弱点です。

天然繊維はウール(羊毛)やカシミヤ(山羊毛)など、動物の毛を利用した製品です。
緩やかに包み込まれるような着用感で、軽くて高い保温性を持っています。

化学繊維はアクリルやナイロンなどの石油製品や、木材パルプを再合成したレーヨンなどの素材を指します。
一般的に安価で丈夫であり、乾きやすい素材で扱いやすいという点がメリットです。

ライナー(裏地)の有無は素材と同じくらい大事な要素で、防寒性や着用したときのフィット感が大きく向上します。
肌に直接触れるためライナーの素材も重要で、吸湿性の低い化学繊維を用いた製品は長時間使用すると蒸れることがあります。値は張りますが、カシミヤを使用した製品を選ぶとつけ心地に満足するでしょう。

2. 手袋の選び方「デザイン」

手袋は上着やズボンと比べると小さいので、デザイン性は軽く考えられがちですが、手はよく動かす部位であるため目立ちやすく、ファッションでは重要な役割をもちます。

デザインで手袋を選ぶときは、着用シーンで考えるとよいでしょう。
ビジネスでの使用や私服がフォーマル寄りの人は、手袋も細身の革製品を選択すると間違いがありません。
色味もシックに、黒・ブラウン・ネイビーなどを選ぶと指先まで細身に知的な印象を醸し出すことができます。
細かいところで、外から縫い目が見えない「インシーム」の製品を選ぶとスタイリッシュ感が増すことでしょう。

私生活などリラックスした環境ではカジュアルに、ウールなどのニット素材を選択しましょう。
ニット素材はボリューミーなデザインですが、ダウンジャケットなど体積のある上着と合わせると自然に見えます、
染色によってニット素材は様々な色味を持ちます。カジュアルシーンでは個性を出して原色系の手袋を選択してもよいでしょう。

なお、カジュアルシーンでも革の手袋を使用したいときは、縫い目が外に出る「アウトシーム」の製品を選ぶと、オンオフの切り替えを演出することができます。

3. 手袋の選び方「機能性」

防寒性やデザイン以外にも手袋の機能性で手袋を選ぶ基準があります。
近年、スマートフォンやタブレットの使用が一般化しているため、手袋を着用したまま画面操作ができる、タッチパネル対応の手袋があります。
他にも、運転中やレジャーで日焼けをしないためのUVカット機能を持った手袋、スクワラン配合で保湿効果を付与した手袋などは女性を中心に人気です。

コロナ禍でウイルス対策が求められる現在、抗菌・抗ウイルス性能を持った手袋も開発されています。
密を避けるためにアウトドアの需要が高まる中で、アウトドア用の手袋の需要も増加しています。防刃・耐熱性能を持った手袋もあるので、活用すると安全に屋外でのアクティビティを楽しむことができるでしょう。

シーンごとに特化した手袋があるので、探してみてください。

4.まとめ

手袋の選び方を素材などの基礎知識やデザインの面から解説しました。
知識を得た現在、次の行動は「どんなシーンで使用するか」を決めることです。使用する場面を明確にすれば、選ぶべき手袋は自然に決まるでしょう。

もし、「こんな手袋を探しているが見つからない」こういったなどでお困りの場合は、クロダへお任せください。
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