KURODA TEBUKURO

一枚の革が、手袋になるまで

一枚の革が、手袋になるまでの9つの工程

①革のチェック
キズやシワ、色ムラなどを確認。シボの目立つものは、パイピングなどにまわします。その後、厚みによって紳士用と婦人用に分け、革の大きさと型の取り方を検討します。

②革を伸ばす
手袋が縦伸びしないよう、革をあらかじめ伸ばしておきます。革ごとに異なる伸び方や方向、強度を見極め、どの部位に使うのか選別します。

③抜き型の選定
デザインとサイズに合った抜き型を選びます。

④裁断
人肌と同様に、革もきめ細かさ、ツヤ、ハリ、シワ、色などが部位により異なります。そのため、1枚の革から取るパーツをイメージしながら、最適な部位を適切な方向で裁断します。

⑤飾り
手袋にあったバランスを考えた一つ山三本などの飾りを施します。

⑥縫製
甲部・掌部・親指・ハギ・裏地など、裁断したパーツをひとつずつ縫製していきます。

⑦仕上げ
縫製時に縮んだ手袋に約120~130℃に熱した金型を入れ、シワを伸ばし、形を整えます。

⑧検品・検針
汚れや縫製ミス、針が残っていないかなどを入念にチェックします。縫製は、縫い外れや目飛びがないよう一縫いずつ目視で確認します。

⑨箱入れ
完成した手袋にキズがつかないようにPP袋と紙で包み、KURODAオリジナルボックスに収めます。お客様の手元に届き、ボックスを開いたその瞬間を想像しながら箱入れをしています。

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